いろいろな業種で品不足が進んでいます。
店舗展開をされている飲食店の経営者の方から、食材が争奪
戦になっているとお聞きしました。単価アップを実施しても、
食材費の高騰、アルバイトの時給アップ、採用費用の増加など
で、売上はアップするものの、粗利益率や経常利益は減少して
しまうとのことで経営に苦慮されています。
また、医療機関からも、薬の調達に時間がかかるというお話
もお聞きしました。
インバウンドの影響で、宿泊費の高騰や各種アミューズメン
ト施設についても高額になっていますし、オーバーツーリズム
のところが増えています。
政府としては購買力のあるインバウンドに力を入れています。
一部の業種にとっては非常にいいのですが、日本人よりも高
く買ってくれるところにモノやサービスが流れてしまうと、日
本人にとっては不利益な状況になってしまいます。
売上をアップしても減益になってしまうことがあり得る状況
が続くと企業も疲弊します。単純な拡大路線ではなく、これか
らの流れを見ながらの経営判断が必要な時期になっています。